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炊飯器の内釜の素材を比較してみる(多層釜編)

昨今、内釜にも様々な素材が使われるようになりました。
その目的は「火力を大きくして釜内の温度を素早く上げる」
為なのですが、
どう見ても、その目的でないと思われる物も
あったりします。

その辺りを分析していきたいと思います。

多層釜タイプ

IHジャーに使われてる殆どの内釜がこのタイプです。

元々IHジャーが普及し始めたころ、どのメーカーも
発熱物質は「ステンレス」だったのですが、
何せ「熱伝導率」が良くない。

釜内の温度を素早く上げるには
熱を素早く伝える「熱伝導率」が重要なので、
試行錯誤した結果、ステンレスを薄く何層にも重ねることによって
その層の境界線上で熱拡散が起こり、
ステンレス単層タイプに比べて
熱が鍋全体により素早く伝わり、
釜内の温度が素早く上がるというのが、多層釜のしくみです。

その昔、「厚釜」がおいしく炊けると言われていた頃。
ステンレス層を多くすれば多くするほど
加熱ムラが少なくなるので
結果的に厚釜になってたんですね。
そんな厚釜伝説も今や昔・・・

現在は、ステンレスだけで多層にするより、
間に「アルミ」や「銅」などを入れた方が
それほど厚くしなくても、火力もアップでき、
あまり重くならないので、
こちらの方式の釜がほとんどです。

なので裏を返せば、厚ければいいってわけではありません。

ただ、私も実測をしたことがないので、
ステンレスの多層厚釜と
アルミや銅を挟んだ多層釜と
実際どれだけ火力の差があるのかはわかりません。
研究室を持ってるわけでもないので
実測しようにも(-_-;)

◇代表例◇
三菱:炭炊釜
パナソニック:ダイヤモンド銅釜
象印:豪熱羽釜    など


最近は「熱伝導率」だけでなく、
熱したら冷めにくい「蓄熱効果」という意味で
「セラミック」や「溶射鉄」を外側に貼っている機種も
出てきています。

◇代表例◇
パナソニック:ダイヤモンド竃釜
日立:打込鉄釜 


そういえば、三洋さんの「おどり炊き」の
最上位機種に使われていた
「匠純銅」は多層釜です・・・
”純銅”って書いてるので、「銅100%」の釜と思われがちですが、
中に発熱物質として「ステンレス」が入っていて、
そこで発生した熱を「銅」が拡散するしくみになってました。

無駄に多層にしちゃってる?物もあり

そもそも金属を「多層」にする目的が
熱伝導の悪い物質を、その熱伝導をよりよくするためであるならば、
元々熱伝導率がいい物質を多層にする必要はないんじゃないかと
”非”理系の人間は思っちゃうわけでして・・・

例えば、アルミニウムは元々「熱伝導率」がいい物質です。
その「アルミニウム」ばかりを多層にする意味が
よくわかりません。
中にはあるんですよ。
「11層釜」の中で「アルミニウム」が9層のモノとか(^^;

ちなみに似たような物で「アルミニウム合金」
という物もありますが、
こちらはアルミに他の金属が混ざってる
(正式にこういう表現があってるのかわかりませんが)ので
また違った利点があるのかもしれません。
詳しくはWikiへ⇒アルミニウム合金

多層釜はIH式炊飯器の創世記に
開発されてるので、技術的には成熟してきてるのでしょうか、
最近は単一素材の内釜が開発されました。
その「単一素材釜」の詳細は
その2でお話したいと思います。⇒炊飯器の内釜の構造を比較してみる(単一素材の釜編)


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