上手に保温ができる炊飯器

お客様より
「保温をしても、おいしい炊飯器はどれ?」
というお声も結構頂きます。

始めに言っておきますが・・・
よく販売員さんが「この炊飯器は○○時間保温してもおいしいですよ〜」とか
いうのですが、

んなわけない!!

保温モードは大体60℃〜70℃くらいを保つようになってますが
ごはんって、加熱し続けるとどうしても水分が抜けていき、
カピカピになったり、黄色くなったりしていきます。

これらをできるだけ抑えてくれるモードがあるかどうか

という所でお話していきたいと思います。

真空保温

こちらは東芝さんが採用している方法。

内蔵しているポンプで内釜内の空気を吸い上げることによって、
酸化によりるごはんの黄ばみや匂い、水分の蒸発を抑える。

という方法です。

東芝さんはこれを「真空ポンプ」と名付けていますが、
あくまでも釜内の空気が全くなくなるわけではありません。
あくまでも少なくなるだけで、
そうなると、中の酸素が少なくなるので、
酸化がしにくくなる⇒黄ばみにくくなる
というところです。

この機能がついてる機種

RC-10ZWK、RC-10ZPK、RC-10VXK/18VXK、
RC-10VSK/18VSK、RC10VRK/18VRK
※5.5合炊きは「10」、一升炊きは「18」の表示になってます。

(2016年12月現在)
ちなみに、RC-10ZWK、RC-10ZPKは
保温中にも定期的に中の空気を抜いてくれます(ecoモードを除く)
その他は内ぶたを閉めた時のみ空気を抜いてくれます。

まあ、定期的に抜いてくれた方が
中の酸素量が少なくなって、より効果的ってところが
高級釜と中間釜との違いってところでしょう。

ただ、以前は「真空"美白"保温」と名付けていましたが、
現在は「真空保温」とややトーンダウン(^^;
(2016年12月現在)

まあ、前述のとおり、真空と言っても
全く空気がなくなるわけではないし、
釜内が0.6〜0.7気圧になる程度なので、
それ程度のものなのでしょう(藁

ちなみに、この機能がついてる機種は
すべて40時間保温可能だそうだ。

スチーム保温

こちらはパナソニックさん、日立さんが採用している方法です。

・パナソニックさん
保温を始めてから約6時間後と約12時間後にスチームを自動投入し、
ごはんのパサつきを抑えて、嫌なニオイも追い出します。

・日立さん
内ぶたに搭載されている「給水レスオートスチーマー」が
保温時にスチームを投入してごはんをしっとり保つ

という方法。

両社とも、スチームを投入することによって、
乾燥も防ぐし、内釜内の酸素量も少なくなるので
酸化による黄ばみを防いでくれます。

この機能がついてる機種は
パナソニック
SR-SPX106/186SR-SPA106/186
※5.5合炊きは「106」、一升炊きは「186」の表示になってます。
日立
RZ-YW3000MRZ-YV100M

(2016年12月現在)
ただ、スチームタイプは
水分が入るので、入れすぎるとごはんが柔らかくなるわけでして
スチームの入れ方をいかにコントロールするかが
両社の腕の見せ所だと思いますが・・・

なお、日立さんのRZ-YW3000Mのみ40時間保温可能で、
その他は24時間保温です。

番外編

番外編として象印さんの「極め保温」のおはなし

2015年モデルまではうるおい二重内ぶたとおひつボールで
2016年モデルはうるおい二重内ぶたと断熱フレームで
保温時の水分の蒸発を防ぐとの事。

そして、高温保温と低温保温(温度コントロール)を
繰り返すことによって
40時間保温可能

ということです。

内ぶたが二重になってるところは日立さんと同じですが、
日立さんはふたヒーターでスチーム状態にする。
象印さんはふたヒーターの熱を防いでより乾燥しにくくする。
という違いがあります。

なので、日立さんはスチーム吹き出しの穴があいてますが、
象印さんのAS10、AA10はふたの円周に沿ってあいてるだけ、
YT、YBは穴があいてません。

こちらは保温ごはんに対して何かを施すというよりは
乾燥しないように保つという意味になるので、
上記3社の方式とはちょっと違いますね。

この機能がついてる機種は
NP-AS10NP-AA10NP-YT10/18、NP-YB10/18
※5.5合炊きは「10」、一升炊きは「18」の表示になってます。
(2016年12月現在)

また、象印さんは中間価格帯の機種は30時間保温ができる
「うるつや保温」モードが搭載されてます。

「極め保温」とどう違うのか・・・
見た目はうるおい二重ぶたの有無ってところですが、

あくまで推測ですが
多分温度センサーの管理能力の違いもあるでしょう。
メーカー的にも高級機と差別化を図らないといけませんから(^^;
この機能がついてる機種は
NP-BF10/18、NP-ZC10/18、NP-HF10/18、NP-VQ10/18
※5.5合炊きは「10」、一升炊きは「18」の表示になってます。
(2016年12月現在)


これら以外の炊飯器は殆ど24時間保温です。
三菱さん、タイガーさんは高級釜でも24時間保温です。

しかも、「保温できます」レベルなので、
保温機能に関しては期待しないほうがいいと思います。

そういう理屈で言えば、スチームが備わってる
パナソニックさんも同じ24時間ですが、
同じ24時間でも、やはりスチームがついてるほうが
乾燥しませんから、
上手に保温ができるといっていいと思います。

もう一度言いますが、
特別な保温機能がついていても、
「炊き立てのように保温してくれる」わけではありません
ので、
そこんところを理解したうえでお選びくださいませ。

ただ、特別な機能がついてるほうが、
ごはんの劣化が少なく保温ができる
ということはお伝えしたいと思います。

保温に向かない炊飯器

2014年秋から発売されている
日立さんの「おひつ御膳」(RZ-WS2M、RZ-WS4M)は
コンセプトとして、
ごはんを炊いて、食卓まで持っていって
「おひつ」のように使うという物で、
ボディの断熱構造により
通電しなくても2時間は暖かいというのが売り。

もちろん保温機能はついてるので
通電保温は可能ですが、
WS2Mは6時間、WS4Mは12時間までしかカウントされません。
それ以降も通電保温はされますが、
メーカーさんはそれ以上の保温は
においや変色の原因になるため推奨していません。

そもそも「おひつ御膳」は
開発当初は2合タイプのみで、
炊いたごはんは「食べきる」という考えだったのでしょう。
通電保温で使うというのは
あまり考えられてないものと思われます。

2合ならそれはありなんだけど、
最近は4合タイプも発売されてますので、
これを「食べきる」ってのはどうなんでしょ(^^;

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