三菱さんの炊飯器の特徴と選び方

三菱さんが炊飯器作ってるって
意外と知られていないですね。
まあ、イメージは重工業とか「霧ヶ峰」って感じなので(^^;

でも現在の炊飯と保温機能が一体化された「ジャー炊飯器」を
初めて世に出したのは三菱さんなんですよね。
そして高級炊飯器を出したのも三菱さんが最初です。
当初は「炊飯器に10万円ってどうよ??」ってのが大方の予想でしたが、
意外に消費者の皆様に受け入れられたようで、大ヒット商品になりました。

それを傍で見ていた各社は
「うちもプレミアムタイプをぉぉ〜」と色めきたち
いきなり炊飯器市場は開発が活発に行われました。

目次
●上位機種は「本炭釜」
●三菱のごはんの特徴
●「本炭釜」の短所
●「蒸気レス」について
●ネタ機能


上位機種は「本炭釜」

「10万円の炊飯器」の秘訣は内釜。
こちらは金属でできてません、
「炭」です。
厳密にいえば炭素素材をブロック状に焼き上げて、
そこから職人さんが手作業で削って
内釜のかたちにします。
honsumigama01.jpg
(三菱電機パンフレットより)

そんな手間を考えたら10万円になるわな┐(´∀`)┌
っていうか、よくそんなの開発しようって考えたよね。

そんな、スーパープレミアム釜なので、
シリアルナンバーも刻印されてます。

「炭」という素材は
IHから発生する磁力線で発熱してくれます。
他社金属釜は発熱体になる金属部分が数ミリであるところ
三菱さんの本炭釜は
その炭素部分すべてが発熱体になるので
火力、熱伝導は金属釜より高い。
この部分が強いとごはんの味を引き出す
強い味方になります。

しかしながら、100℃以上の沸騰温度になる
「圧力式」と比べると
加熱するとどうしても吹きこぼれやすい。

よく、蒸気口に白くてのりが乾燥して
カピカピになってるあれは
ごはんのおいしい成分である「おねば」であり、
それは加熱し続けてると、
その「おねば」が外へこぼれてしまうわけです。

そうなると、おいしさがなくなるし、
なにより後片付けが大変。
でも本当は「おねば」がこぼれるほど
加熱し続けることによって
ごはんのおいしさが出る。というコンセプトで
開発されたのが「本炭釜KAMADO」

羽釜のかたちがクローズアップされがちですが、
それよりも
水位の上限目盛りと
そこから上部の空間が広いので
沸騰泡が上に上がりにくいのと、
その泡を抑えるべく二重ぶたが
吹きこぼれを防いでいます。
mitubishi_001.jpg
(三菱電機パンフレットより)

一方、中間価格帯は「炭炊釜」を採用しています。
pic0011.jpg
(三菱電機パンフレットより)

こちらの素材はアルミとステンレスの多層釜。
外側の備長炭コーティングが
多少なりともIHに反応して
発熱はするとは思いますが、
「本炭釜」と比べると
発熱力はかなりの差があると思います。

火力が変わると
ごはんの味の出方が変わるのは当然のこと。

なので、こちらはごはんの味の出方もそれなりです(^^;
まあ、メーカーさんも
自社製品のランク付けをしないといけないしね。

三菱のごはんの特徴

三菱さんは大手メーカーで唯一、
圧力式を採用していていません。
それもありますが、硬さでいうと、
他社さんと比べて一番硬めだと思います。
言いかえると「しゃっきり」
一番「すし飯」っぽく、粒の輪郭がしっかりとしているご飯が炊けます。

思うに関東の人は比較的
「しゃっきり」系のごはんが好みの方が多いし。
三菱さんは関東の企業ってところで、
そういう特徴になるのかもしれません。

そして本炭釜に関しては
やはりごはんから湧き上がる湯気がまずおいしい♪
まさしくごはんの風味が抜群です。
そしてご飯をかみしめた時の
じわりと出てくる甘みがしっかりあります。
さすが、10万円の釜!!って納得させられます。

以前は三菱さんも「圧力式」出してた時もあったのですが、
圧力式の特徴である
高い沸点で炊くというより
100℃をずっと維持して炊く方がいいという考えなのでしょう
それが「蒸気レス」や「本炭釜KAMADO」に
繋がってるのだと思います。

圧力式全盛の風潮に流されない
ポリシーがぶれない
だから、普通の人が思いつかない
「炭釜」とか「蒸気レス」とか
開発できるんでしょうね。

単なるイメージ戦略でなく、
理系集団の作り出す理論と根拠に裏付けされたおいしさってのは
なめてはいけません。


そして、三菱さんの独自の機能として
超音波吸水があります。

これはお米に効率よく
吸水させるための機能です。
mitubishi_004.jpg
(三菱電機パンフレットより)

簡単に言えば
内釜に微振動をかけることによって
しっかりお米を吸水させるもの。

なので、三菱さんの炊飯器が
「ブ~ン」と音がするのは
この機能によるものです。

ちなみにこの機能は金属釜である
「炭炊釜」を採用している
機種に搭載されています。

まあ、本炭釜にこれやっちゃうと
お釜が割れちゃいますからね(^^;

「本炭釜」の短所

まず、
金属じゃないので、落とすと割れます。

下がどれくらいの硬さで割れるのかは
定かでないですが・・・
ちなみに、家電売場の床に落としたら
みごとに割れました。
経験者がいうので間違いありません(^^;

そういうお釜なので、内釜でお米は研げません。
洗米ボウルとか、別で用意しないといけません。

そして、「炭」の特徴として
においを吸い取ってくれます。

と書くと聞こえがいいのですが、
例えば「釜飯のもと」とか
そういった市販の調味料など
人工の香料などが入ってる物は
炭の機能が確実に香りを吸ってしまい、
一度吸っちゃうとなかなか取れない・・・
しばらくは白米を炊いても
「釜めし風味」になってしまう
ありがたくないことになってしまいます。
まじでこれ、経験しましたので・・・

そんなことになりたくない方は
「本炭釜」は白米を炊くのみで
使用いただくことをお勧めします。

「蒸気レス」について、

三菱さんの炊飯器は
100℃の沸騰温度で加熱し続けることを
重要視して開発されています。
「蒸気レス」タイプもそもそも同じコンセプトで
開発されてますが、

こちらは蒸気口を水タンクに突っ込んで
その中で処理をする為、
あまりに複雑な構造と
洗う部品が多すぎるので、
一般家庭で使われるのには
いまいち受け入れらなかったようです。

一般的には蒸気口がなく
炊飯時の蒸気が出ないということで
認知されている「蒸気レス」の
そもそもの開発コンセプトは
いかにおねばを吹きこぼさないで連続沸騰できるか
という所でしたが、
その部分は「KAMADO」にもってかれたので
現在はその副産物?!である
「蒸気レス構造」と「チャイルドロック」で
すっかり安全性を売りにしております。

「蒸気レス」は炊飯器上部に蒸気口がないので、
お子様が誤って触っても大丈夫ですし、
チャイルドロック機能により
炊飯中に開閉ボタンを押してもふたが空かない
自動ロック構造になっております。

このチャイルドロックは結構需要があって、
お子様が誤って開けると蒸気で
やけどをしたりして危ないので
この機能の有無はよく聞かれます。
現在この機能がついてるのは
他社炊飯器を含めても
この「蒸気レス」タイプのみです。

そして「蒸気レス」は通常タイプに比べると
食感が若干柔らかめかな?って感じました。
蒸気口が解放されてなく、
1リットル入った水タンクに突っ込まれてるので、
その分ちょこっと圧力かかってるのかな?
って個人的に思います。
三菱のヘルパーさんは
「圧力かかってない」って言ってましたが。

そして、蒸気をおさめる水タンクに
毎回水1リットル入れなければなりません。
水は放置すると腐るので、
毎回入れ替えないと衛生上よろしくありません。
メーカーヘルパーさんは
「この水は使用後洗濯や食器洗ったりして使ってください」
って仰ってましたが、苦しいなあ〜〜

そして、メカ炊飯器なので、とにかく部品が多い。
内ぶた、内釜以外に
沸騰した蒸気が水タンクにいく通り道となるカートリッジと
その水タンクを毎回お手入れする必要があります。

ネタ機能

「銘柄芳潤炊き」機能は
全国の20銘柄のお米の個性を引き出し
極上のおいしさに仕上げてくれるモードで、
「炊分け名人」機能は
カレーやどんぶりなどに最適な食感に炊き上げてくれるモードです
(本炭釜KAMADO、〜2014年蒸気レス本炭釜のみ搭載)

高級炊飯器を買う人は
お米の銘柄による炊き分けがついてると
何だか魅力的に思うのかもしれないけどね。
食べ比べしまくる人には需要あるのかも。

以上を踏まえて
さすが高級炊飯器の先駆け。
高級釜でお探しの方には「本炭釜」は超おすすめです。

圧力もついてなく、火力だけで炊くので、
例えば、お米を農家さんから取寄せてる方とか、
高級米を食べてる方には
お米の力が一番素直に出るので、
こういうシンプルなタイプがお勧めです(^◇^)

どうしても蒸気を出したくない方なら
「蒸気レス」がいいと思います。
誤ってお子様が触っても蒸気口がないので
比較的安全だし
チャイルドロックもついてますから。

蒸気が出ても問題ないって方は
通常タイプでよろしいのではないでしょうか。
手入れが大変なのはイヤ!っていう方は
絶対通常タイプでいいと思います。

中間価格帯〜に関しては
「炭炊釜」がごはんの味をどう出すかというと
他社ステンレス釜と変わりません。
ただ、ごはんは他社さんと比べて
いちばん「しゃっきり」なので、
もちもち粘りのあるごはんより、
しっかり目が好きな方には
三菱さんはおすすめです。


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