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タイガーさんの炊飯器の特徴と選び方

炊飯器メーカー二強として君臨していた「タイガー」さん
最近は「パナソニック」さんにちょっと押されている感があります。
ただ、売上って金額なので、
高価格帯を推しているパナさんの方が
上になるのはあたりまえ。
タイガーさんは中間価格帯〜廉価タイプに関しては
圧倒的に支持が高いです。

2011年に初めて「可変圧力」タイプを導入しました。
「可変圧力」ってどっかで聞いたことがあるような・・・
そして内ぶたを見てびっくりしました。
tiger_atsuryoku001.jpg

この内ぶた、三洋さんの「おどり炊き」そのものなんですけど(^^;
そういえば、三洋さんがパナソニックの
完全子会社になったのも2011年でした。

その時ふと思ったのが、
三洋さんの本社は大阪府守口市、
そしてタイガーさんはそのお隣の門真市。
この辺りはパナソニックさんも本社があるので、
家電の下請け工場が多いんですよ。

その中で、三洋さんの下請けで内ぶたを作っていた工場が
仕事なくなる!!って困っていたところに
タイガーさんの営業が
「うちのブランドで同じもの作りませんか〜〜」って
声かけて、三洋さんの内ぶた技術をごっそり(以下略

なあんてね。ちょっと想像しちゃった(^^;
あ、これはあくまでも私の勝手な想像ですよ。
現実ではないです。たぶん・・・

またまた前置きが長くなったところで本題に入りましょう。

上位機種は「土鍋釜」

初期の土鍋釜はとにかくお釜にご飯粒がびっしりこびりついて
普通じゃあ取れない。
それをきれいに取るために、水にしばらく浸してふやかすわけでして。
何だか0.5合分くらいごはん無駄にしてませんか〜って感じで
かなり残念なお釜でしたが、
現在のお釜はくっつきにくくなってます。

tiger_donabecoat01.jpg
(タイガー魔法瓶のWebサイトより)

その秘訣は内側に「フッ素コート加工」をしてあります。
「フッ素コート加工」をすることによって、
ごはんがお釜にくっつきにくくするのですが、
それを陶器である土鍋にすることは不可能でございました。

でも、3合炊いても0.5合無駄にするのって相当苦情もあったと思います。
タイガーさん、がんばって土鍋の内側にアルミを照射することによって、
フッ素コートをすることに成功しました。
ただ、それによって、釜ごとレンジ加熱はできなくなりました。

まあ、当初それをかなり強調して販売してましたが、
さほどの需要がなかったのか・・・

「くっつきにくくなった」加工はそれだけではありません、
表面に無数の突起があって、
何だか「荒いやすり」な状態になってます。
まあ、お米に触れる面積が少ないからくっつかないんだろうけど、
この内釜でお米研いだら米粒がすり潰されそうな感じ(^^;

「土鍋ごはんはおいしい♪」ってのが世間の通説になってますが、
まさにその都市伝説に乗った形の炊飯器。
ってのが、私の個人的な印象です。

その短所、長所は別で書くこととして、
そもそも土鍋は磁力線をあてても陶器自体は発熱しません。

IH対応の土鍋のように、
お釜の底に発熱体が仕込まれてるわけでもなく、
どこで発熱してるんかいな??とかなり疑問でありましたが、
メーカーさんの話しによると、
土鍋に発熱物質を練りこんでるため、
土鍋自体で発熱ができるとの事。

要するに、土鍋を作るときに土の中に混ぜて、
内釜のかたちにして焼くらしい。
そうなると、
金属釜と比べると、発熱効率はかなり悪いと思います。

まあ、土鍋をIH炊飯器に導入するのは
メーカー的にかなりの苦労があったようですが、
火で炊くとおいしいかもしれないけど、
IHの発熱方法は全く違うわけでありまして、
実際に土鍋をガスで炊いたごはんとは同じではないことを言っておきます。

ただ、直火土鍋炊きも
素人がやると大変なことになるんで・・・

タイガーさんのごはんの特徴

ごはんの甘みとかは正直あまりないです。
ただ、土鍋タイプに関しては金属釜と比べて「香ばしさ」があります。
よく、「おこげができます」という炊飯器がありますが、
金属釜だと何だかご飯粒自体の水分がぬけてて
おこげというより乾燥した
パキパキごはんって感じの仕上がりになりますが、
土鍋は本当に飯ごうで炊いたときのおこげ感がでます。
ごはんはしっとりしてて、表面だけ火で焼いたような感じですね。

土鍋って熱するのに時間がかかり、
一度熱くなるとなかなか冷めない。
これをセンサーとかで管理するのが非常に難しいわけでして。
土鍋釜って毎回炊き上がりが違うってことも多いようです。

同じ設定でもね。今日はおいしく炊けても明日は・・・
毎日どんなごはんが炊けるのか、神のみぞ知る(^^;
スリリングな炊飯器であります。

そして、タイガーさんの中間価格帯の機種は
金属の多層釜と圧力IHです。

以前、土鍋と多層釜での炊き上がりの違いをみるために
両方の炊飯実演を実際やってもらったところ。
土鍋も圧力を採用してますが、もちもち感でいうと、
中間価格帯のものの方が出てる気がしました。

香ばしさは土鍋の方がありますが、
甘みとかはそれほどの差はないかも
こちらは、「あまりごはんの主張がなく、ごはんよりおかずを堪能したい」
方向けです。ごはんはやや柔らかめですね。

短所、長所

まず、短所ですが
土鍋釜は陶器なので、硬い所に落とすと割れます。
そして、最上位機種は本体の内釜に接触するところも
「土」と称したセラミックでできてます。

ということは、ここも下手すると割れるわけでして。
いや、実際お店の展示品で割れてたんですわ(^^;
どうやって割れたのかは全くわかりません。
ふと見たら割れてました。

お釜だったら部品としてお取り寄せができますが、
本体部分だと完全に修理扱いになります。
修理となると保証が効かなければ
どれだけ値段かかるのでしょう(^^;

それから、上のほうでも書きましたが、
毎日炊き上がりが違うってところです。

長所
土鍋釜については、
おいしいおこげが食べたいっていう方には
それが長所になりますね。

あと、機能的なところでなく、デザインが人気あります。
jpca02.jpg
(タイガー魔法瓶のWebサイトより)

このボディデザイン、
特に女性の方に受け入れられてます。
やっぱ台所に立つのは今の世の中でも
やはり女性の方が多いですから、
毎日扱う物としては「ごつい」物より
「スタイリッシュ」なものがいいですよね。

男性の方には理解できないかもしれないけど、
女性は機能うんぬんより、
その姿かたちのおしゃれ感ってのは
かなり比重は高いものなのです。

それから、現在タイガーさんだけ
内ぶたがフルで取り外しできる商品があります。
tiger_futa01.jpg
(タイガー魔法瓶のWebサイトより)

たまにいらっしゃいます。
こうやってふたをザブザブ洗いたいとか、
ふたをとって開閉のジョイント部分を拭きたいとか、
超きれい好きなお客様がこれ指名で買いに来ます。

まあ、そういう方にしては長所だと思いますが、
不器用な私はこれを取り外したあと、
なかなか元のようにはめ込みができません(^^;

ネタ機能

機能ということではないのですが、
「tacook」という炊飯器は
炊飯機能を使っておかずまで作っちゃおうっていうコンセプト
お釜にお米をセットして、
その上に野菜や肉など調理したい物を乗せたトレーをのせて
炊飯すると、あ〜ら。おかずまで調理できて便利〜〜♪というシロモノです。

調理メニューの中に煮魚とか肉メニューがあるんですが、
それって、どう考えても
ごはんに風味が移るんじゃないかなって思うんです。
メーカーさんは移りませんって仰るけど(^^;
真意のほどはどうなんしょ。

で、この「tacook」一人暮らし用の3.5合と
一般家庭の5.5合とあり、
5.5合使う方って大体4人家族あたりだと思いますが、
その専用トレーがあまりにも小さくて、
とてもじゃないけど4人分のおかずをつくるのは難しいです。
付け合わせ程度の量しか作れないので、
これ需要あるんでしょうかね。

以上を踏まえて
まあ、ごはんは「特に甘みも強くなく、くせもない」って感じ。
無難なごはんをお求めの方にはお勧め。
ただ、それは中間価格帯〜廉価版のはなし。
象印さんと同じような感じですが、
比べると、タイガーさんの方が若干柔らかめかな。

土鍋釜に関しては、
おこげごはんにこだわりのある方にはお勧めです。
「おこげ」に関しては、どの炊飯器よりも香ばしいです。
なんちゃっておこげではないです。
ただ、ごはん特有の甘みは少ない(^^;

まあ、金属釜でないので、
扱いに気を付けないと、割れたり欠けたりするので、
その辺のところに気配りができる方向きですね。

どれだけ土鍋ごはんがおいしいのか、
管理人が実際に直火で試してみました。
その記録はコチラ⇒土鍋でごはんを炊くと本当においしいのか

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