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パナソニックさんの炊飯器の特徴と選び方

2016年時点の炊飯器シェア第3位はパナソニックさん

昔から「ナショナル」の生活家電で育ったって方は多いと思います。
小さい頃から食べてて馴染みがあるってところで、
現在もご指名で買いに来られる方が多いです。

2008年に「ナショナル」ブランドは
「パナソニック」ブランドに統合されます。
当時「パナソニック」はデジタル家電のブランドだったので、
「パナ」ブランドの炊飯器ってどんなデジタルな味がするねん!
って思いましたが・・・
今はすっかり定着しましたね。

そして、「パナソニック」さんと言えば
2011年に三洋電機を完全子会社化しました。
これは炊飯器業界からすれば衝撃的なニュースでございました。
なぜなら「パナソニック」はスチームIH、「三洋」は圧力IHと
全くコンセプトが違う炊飯器を出していたので、
果たして今後どんな炊飯器を開発するのか、
それともどっちかの機能に移行するのか、
と、その方向性に注目していました。

そして、2013年にその両方のいいとこ取りの
「Wおどり炊き」を発売しました。

前置きが長くなりましたが、その「Wおどり炊き」から分析していきましょう。

上位機種は「Wおどり炊き」

各社「圧力式」を出していく中で、
頑なに独自の「スチーム炊き」を推していたましたが、
2015年スチームのみのタイプを廃止し、
高級機種に「スチーム」&「可変圧力」とし、
廉価版は圧力タイプ推しになりました。

そもそも「おどり炊き」というのは三洋さんが出していた炊飯器で、
こちらに方向性を持っていくのかと思いきや、
高温スチームを蒸らしの時点でぶち込んでくるとのこと。
それによって、普通の圧力炊きと比べて、
・お米の芯までα化を促進して、旨みを引き出す
・お米にハリとツヤを出す
・お米の表面に薄い膜をつくって、旨みを閉じ込める
との事です。

以前この場で
ところで、細かい事を言えば、スチームって100℃までの物であって
それ以上の温度は「過熱水蒸気」って言います。
「200℃スチーム」ってその理屈でいうと「過熱水蒸気」にあたります。
「過熱水蒸気」ってあのウォーターオーブン「ヘルシオ」の調理機能です。
肉の要らないアブラを落として焼くのにはいいと思うけど、
ごはん焼くんですか〜〜
まあ、不思議なメカニズムです。
と書かせて頂いたのですが、

2015年パンフから220℃スチームを
「過熱水蒸気」と表記されています。
多分それが正しい表現だと思います。
ただ、「高温で『焼く』仕上げ」とのこと・・・
冗談で書いたんだけど
本当に焼くんだねえ(^^;

まあ、ごはんがおいしくなればいいんですが・・・

そんな摩訶不思議な「過熱水蒸気」の
詳しい記事はコチラ⇒過熱水蒸気が炊飯にもたらす影響?!

パナソニックのごはんの特徴

これは上位機種から
すべてのランクの炊飯器に言えることですが、
「水分多めの口当たりのいいごはん」がまず根底にあって、
スチーム機能がついてる物は
それに「甘み」が強くなってくる。
っていうのが、パナさんのごはんの特徴です。
そして「Wおどり炊き」は圧力機能によって
「もちもち感」がより出るということです。

三洋さんのブランドだった「おどり炊き」と比べると
まず「甘み」の出し方が違います。
以前の三洋さんの「おどり炊き」は
炊飯中に発生する「おねば」
(沸騰させた時に出てくる白いでんぷんの液体のこと)
を2枚重ねになってる内蓋に貯めて、
それを蒸らしの時にご飯に戻してましたが、
パナブランドになってからはそれを「スチーム」で出すということ。

それと比較をすると、
明らかに三洋時代の「おどり炊き」の方が甘みがありました。
ごはんが舌にのった時の甘みと、
噛みしめた時にじわり出てくる甘みは
三洋さんの方が圧倒的。

う〜ん、これは「おどり炊き」ブランドで
出していいレベルだったのかしら。
別のブランドで出したら合格点の炊飯器だと思うんですが、
三洋の「おどり炊き」ファンの方の基準で見ると
ちょっとがっかりかも。

ただ、銀シャリコースが10種類になってるので、
硬めが好きな方は「よりしゃっきり」コースで炊くと
「圧力」はかからず、「スチーム」だけで炊き上げるので
もちもち感控えめのごはんになります。

恐らく過熱水蒸気の影響だと思いますが、
炊き上がり直後は明らかに「水分が多め」な感じです。

今までこのように説明してましたが、
水分が多めなのは「過熱水蒸気」のせいではありません。
過熱水蒸気が炊飯にもたらす影響?!

でも、パナソニックさんのごはんは
炊き立て直後はやっぱり「水分たっぷり感」があるので、
炊き上げ直後のご飯をほぐすときに
できるだけ空気に触れさせて水分を飛ばすと
いいかもしれません。

短所、長所

まず短所
スチームを搭載しているタイプは
内釜の横に「水容器」がついてるので、
ここのお手入れを忘れないようにしてください。

ただ、この「水容器」に水を入れ忘れても
普通に炊けてしまう(^^;
しかしながら、ここに水を入れないと
当たり前ですが「スチーム」効果が
得られませんのでご注意を。

長所
まず、「Wおどり炊き」と比べて
唯一三洋さんより優れてる点といえます。
それは「保温機能」。
保温開始から約6時間後と12時間後にスチームが自動投入されて、
ごはんの乾燥を抑えて、においも追い出してくれます。
こちらは「Wおどり炊き」以外でも、スチーム機能がついてるタイプすべてに搭載されてます。
(2015年度〜はSPX、SPAタイプのみの機能です)

そして、内釜が比較的軽い。
ステンレスとアルミと中空セラミックスの多層釜なので、
鉄とか銅とか使ってる釜より軽いです。
IHの磁力線をステンレスが受けて発熱しています。
ステンレスは熱伝導率、発熱効率は良くないのですが、
パナソニックはIHのコイルを
ふたからボディの周りまで貼りまくってるので、
そこんところを補ってます。

ネタ機能

スマホの専用アプリと連動してより便利に使えるらしい。
果たしてどう便利なのか詳しくはコチラ→panasonic Smart App 炊飯器ガイド
まあ、突っ込みどころはいっぱいありますが、
中でも「炊飯コース・予約設定」って、
スマホ内で米とか炊き方とか炊き上がり時間とか
設定できるんだけど、
そこから炊飯器まで行ってその本体にスマホをタッチしてはじめて
設定完了なんて・・・

それねえ、Bluetoothとかで送れれば便利と思うけど、
炊飯器で直接設定したほうがよくない??

2,015年度商品からは
「炊飯コース、予約設定」と
「銘柄炊き分けコンシェルジュ」は本体でできるし、
実質使えるのは「レシピ検索」ぐらいでしょうか。

どうせなら外から遠隔操作ができればいいのにね。
それだと、炊飯器本体にWi-Fiを搭載しないとダメか。

以上を踏まえて
ごはん自体は水分多めでやわらかめなので、
そんなに噛まなくてもいいごはんが好きな方にはおすすめです。

しかしながら、
Wおどり炊きSPXタイプは
圧力をかけない「しゃっきり」から
がっつりかける「もちもち」まで
炊き分けランクが細かく設定できるので、
漠然と「おいしく炊ける高級タイプの炊飯器」でお探しの方でも
比較的いろんなお好みに対応できるのではないでしょうか。

それから内釜が軽いってのもあるので、
年配の方に特にお勧めです。
こちらはご両親への贈り物としてうってつけだと思います。
それから、高級機種で1升タイプがあるのはパナさんだけです。
こちらは選択の余地はないです(^^;

そして中間価格帯〜低価格のタイプもごはんは水分多めです。



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