象印さんの炊飯器の特徴と選び方

現在炊飯器トップシェアの象印さん
お客様の意識でも炊飯器は「象印!」というイメージが
頭にこびりついてるようです。

上位機種は「極め羽釜」

羽釜とはかまどの上に乗っかってるなべです。

kamado.jpg
©wikipedia

薪をくべた火力を釜の羽で受け止めて、お米に効率よく熱を伝える
この形が理想というのが象印さんのコンセプト

最近はその理屈に乗っかって、
東芝さん、三菱さんが次々と羽釜型の内釜を
開発していますね。

羽釜を炊飯器で再現すべく、
実際にかまど炊きごはんを売りにしている
大阪・堺の「銀シャリ屋 げこ亭」と共同開発し
発売当初は「げこ亭」さんで使用している
底が浅く、幅広なお釜を採用していました。

nambu01.png
(象印マホービンのWebサイトより)

そこに改良を重ねて、2016年現在はこの形になってます。
AS05.jpg
(象印マホービンのパンフレットより)

最上位機種は内釜が「南部鉄器」です。
材質である「鉄」は
ステンレス釜よりIH発熱効率がいいので、
より大火力でごはんが炊けます。
火力が大きいとごはんのでんぷんの甘みが増すので
より味わいのあるごはんが炊けるという理屈です。

問題は、「南部鉄器」を採用する必要があったかどうかですね。

これには機能的なものというよりは
南部鉄器という「ブランド力」というところだと思われます。

日本人ってブランド好きですから(^^;
ネームバリューにお金を惜しみなく出しますよね。
やはりステータスという意味で
それはそれでいいと思いますが、
単純に「おいしいごはん」をめざすなら、
「南部鉄器」でなく、普通の鉄でもいいわけでして。

まさに、「高級感を出す」という意味での
南部鉄器仕様だと個人的には感じてます。

とにかく、象印さんは
羽釜の形こそがごはんをおいしく炊くことにふさわしい
と、中間価格帯の商品も羽釜(っぽい)形をしていたり、
側面に「羽釜ヒーター」をつけて、かまど炊き感を出しています。

ここんところ、それが顕著に表れてるきがします。

世界で南部鉄器の羽釜を作る人は岩手県しかいない!とか
1個作るのにかく汗の量で勝ってる!とか
南部鉄器の羽釜はこんだけすごいんだ〜って感じの
この炊飯器のテレビCM・・・(2016年12月現在)

そもそも炊飯器って、いかにおいしくご飯を炊くか
ってところが重要であって、
素材が何でできてるとか、正直重要でない。
まあ、火力を左右する上での素材は重要ですが、
有名鉄器を使っても
ネームバリューでごはんはおいしくなりません。

南部鉄器だからおいしく炊けるって
押しのこのCMのコンセプトは
いかにもブランドに乗っかってる感じで
ぶっちゃけ私は好きではないです。

そもそも「羽釜」だからごはんをおいしくするんじゃなくて、
火力の強さでごはんの味が出るんだから
何だか羽釜絶賛なのが私には気にいらない。

だからといって、別に
出演している女優さんには何の罪もございません。

象印のごはんの特徴

ごはんの硬さを他社比較すると、ぶっちゃけ
「硬くもなく、柔らかくもなく、ふつう」
ごはんの味も他社製品と比べると
「ごはんってこんなもんかな」と思わせるごはん

一言でいえば、
「硬さも普通だし、くせもなく、どなたにも受け入れられるごはん」
です。

そんな特徴がないごはんは裏を返せば、
あまりごはんの主張がない
ごはんよりおかずの方が大事
と思ってる方にはうってつけのメーカーです。

それははっきり言って高級機種にも言えます。

例えば、ごはんのでんぷんの甘みで比べると、
正直言って、他社炊飯器の方が出てると思います。

短所、長所

まず短所
南部鉄器の内釜はオール鉄なので
非常に重いです。
これ、女性は扱いが大変です。
まさしく筋トレ(^^;

それこそ社会人一年生が両親に贈ろうとか思ってる方は
全くお勧めできません。
誰もがお母様を腱鞘炎にしたくないと思いますので(^^;

それと、一番おいしく炊けるモード(熟成炊き)で炊くと
約90分(3合)かかります。(極め羽釜)
中間価格帯でも75分です。

これは他社製品の中で一番時間がかかります。

そして長所
圧力の強さとかける時間を調節してくれます(7通り炊き分け圧力)
別の所でも述べましたが
「もちもち≠柔らかい」なんです。
7tori.png

象印さんは圧力を1.0〜1.3気圧に調節することによって
カレーごはんやすし飯は粘り気の少ない炊き上がりに、
玄米はMAXにかけて芯からふっくら炊き上げてくれます。
この調節ができるのは現在では象印さんだけです。
この機能は「極め羽釜」以外にも、中間価格帯の機種にも搭載されてます。

ネタ機能

●「わが家炊き」メニュー
炊き上がりの感想をアンケート形式で回答すると
炊飯器自身が食感を微調整して炊飯してくれる
「わが家炊き」メニューってのがついてます。
nambu02.png
(象印マホービンのWebサイトより)

「かたさ」、「粘り」の項目からアンケートに答えると、
より自分好みのごはんに近づけてくれるとのこと。
まあ・・・自分の好みのごはんにこだわりがある方は
これ使うと楽しいかもね〜

●プラチナコート
2015年新型パンフレットでは
「プラチナコート」によって、
ごはんの甘み、うまみ成分がアップするということを
大々的に乗せてます。

これはかなり前から採用されてるもので、
内釜に「プラチナナノ粒子」をコーティングしており、
その「プラチナの触媒作用が水をアルカリ化」して、
甘み成分がアップするという物。
さらに、今年は内ぶたに「遠赤コーティング」を施して
うまみ成分もアップするとの事。

じゃあ、アルカリイオン水で炊くといいのかと思いきや
こんな面白いページを見つけました。
アルカリイオン水でご飯を炊くと、ご飯が黄色くなってしまうのですが。
(パナソニックさんHPより)

パナさんはどうやら否定的のようです。

以上を踏まえて、
象印さんで選ぶなら中間価格帯で十分だと思います。
高級機種だからと言って劇的にごはんの味が変わるというわけでは
ないのが象印さんの特徴。

絶対「極め羽釜」で買いたい!とお考えの方は
やはり「南部鉄器」タイプの方がごはんの味は出ます。
ステンレスより鉄のほうが発熱効率が高くなりますので。
やはり、火力の大きさでごはんの味は決まりますから。

「このお釜、おいしく炊けそうな感じがする〜〜♪」って
お客様がよくおっしゃるんです。

う〜ん、イメージってやっぱ売る戦略として重要なのかもしれません。
まあ、高級釜って、
本当に味が出る釜か、味が出そうな気がする釜か
に分かれる気がします。

そういえば、「極め羽釜」を共同開発した飯炊き仙人がいる
「銀シャリ屋 げこ亭」に実際に食べに行ってきました。
そのレポートはコチラ→「銀シャリ屋げこ亭」に行ってみました

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